●諏訪のニッコウキスゲのおはなし(96.7.28)

 実家の信州・諏訪地方では、初夏の高原にニッコウキスゲが咲き広がり、黄色の絨毯のようになります。
 私たちも7月21日に出かけ、きれいな姿を見てきました。

八島湿原のニッコウキスゲ

 七島八島では、湿原の植物たちをみながら歩きます。なんとなく昔に比べると、湿原の池が小さくなり、全体的に草原化してきたように思います。
 正確なことはわかりまりせんが、山全体の保水力が衰えているように感じました。実家近所の清水も、最近まで枯れていました。昔は4・5ヶ所でわき水が豊富にあふれていたのに、今では水が出ていません。とても悲しいことです。

 ビーナスラインで車山に行き、リフトで山腹まで登ります。そこからのんびりとニッコウキスゲの風景を満喫しながら歩いて降りてきます。
 気づいたのですが、今年のニッコウキズゲにはたくさんの虫が付いています。なんて言う虫かよくわかりませんが、気持ち悪いくらい付いているものありかわいそうです。
 花が枯れないことを、祈りたいですね。

 また霧ヶ峰に戻ります。途中のビーナスラインでも、ニッコウキスゲがきれいに咲き広がっています。今年は、車山よりこちらのほうが多いくらいです。
 夕暮れ迫るなか、霧ヶ峰でも丘に登ってみました。ここでは、群生しているところがあり、まさに「花畑の中の”花畑”」のようです。

 春に紹介した、府中の「ムサシノキスゲ」と比べてみてください。ちょっと写真じゃ差がわかりにくいでしょうか。みなさんも、機会がありましたら高原・霧が峰へきて、実際に見てみましょう。



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